深圳: Smart Vision Expo(2019/12)

12/4-6に開催されたISVE(Smart Vision Expo)に行った。コンセプトはIoD(Internet of Display)
中国市場の規模感としては2025年に5Gで10.6兆人民元(165兆円)、AIで5兆人民元(80兆円)以上、IoT接続が53.8兆台。どこからどこまで入っているのかわからないが、日本の一般会計予算100兆円GDP550兆円と比較しても異次元の数字。
世界の商用ディスプレイ市場は2012年のUSD125B(138兆円)から年率7%で成長して、2021年にUSD300B(330兆円)となる。内訳は1/3がディスプレイで1/3がコンテンツ
米国の調査会社のレポートだと、2025年にグローバルでUSD58Bなので、多分カウントしている範囲が違う。けれどCAGRは7%なので、市場拡大速度の予想は同じ
市場分野としては、小売、交通、エンターテイメント、教育、金融、医療の6分野で、トレンドは少子化、高齢化、数値化、多元化、断片化。平均年齢32歳の深圳で高齢化の話を聞くと奇異な感じもするけど、高齢化対策が中国の重要課題であることは確か
リアルタイムで、顔を識別して、ディスプレイを見ている時間や、見ている回数をカウントして、年齢と性別と性格(情熱的とか冷静とか慎重とか)を判別して解析するシステム
ディスプレイの前に立った人の顔を解析してお似合いの異性を選んでくれる。本物が出てくるわけではなく、単に画像が次々マッチングされる
せっかくの透明ディスプレイボックスだが、中に入れているものが残念。透明ディスプレイなので動画が流れる。
超大型インタラクティブホワイトボード。背景黒はいい。マーケティングで積み重ねられている色彩の心理学的アプローチは、教育分野でも応用できる。
4Kデモはみんな大好きアベンジャーズ。現地の方にスターウォーズの話を振っても反応は弱いのが、アベンジャーズ人気はすごい。
同時開催の電子回路展はディスプレイ展の倍の規模でPCB製造に特化。日本と韓国は区域をまとめて展示。ちなみに香港電子回路協会(HKPCA)と中国プリント基板協会 (CPCA))の共催
純粋なビジュアルとして心に残ったのは、棒の上でゆらゆらしながら製品の宣伝をしている方。酔わないのかなと心配になった

コメントを残す